真空管からの輻射熱の黒い遮熱板による遮蔽

2020年10月16日金曜日

遮熱板の例 UV-211送信管の背後に設置(グレーの板)

 真空管アンプの大きさにこだわらなければ、十分な余裕を持って部品の配置ができますが、比較的大形の真空管を使用するような場合、トランス等と充分な距離をとれない場合があります。トランスが真空管に接近し温度上昇が気になる場合に、遮熱板で真空管からの輻射熱を遮る方法が考えられます。 

反射板

 赤外線電気ストーブのヒータの背後には鏡面の反射板があり、赤外線を反射し、反射板それ自身はそれほど熱くならないようです。ただ反射板では、真空管に輻射熱を戻すことになり、悪影響が心配です。またパワーアンプは、わたしの真正面にあるので、反射板が真空管の後ろにあると周囲となじまず、フィラメントのオレンジの輝きを楽しんでいる気持ちがそがれます。

黒い遮熱版

  薪ストーブと背後の壁の間に置く遮熱板は、黒いものが多いようで黒くても効果がありそうです。輻射熱は、遮熱板に吸収されその温度は上昇しますが、遮熱板は、対流と熱伝導によって冷却され、その温度は抑えられます。

   出力管とトランスの隙間を50mm確保するよりも、隙間を25mmとし間に黒い遮熱板を設けた方が、トランスへの輻射熱の影響を小さくすることができました。

詳細は、こちら

   

歩いてきた道

 行ったり来たり、迷いながら歩いてきた道。行きつく先はまだ見えていないけど、辿った道は書きとめておこうと思っています。

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